音が出ない時は松脂を塗りましょう!

弦楽器は弓毛に松脂を塗らない限り音は出ません。

初めて弦楽器に触れる方、特に通販などで楽器を購入し、弓の毛に松脂が塗っていない場合にあれれ、音がでないよ!となります。

あわてず松脂を塗れば大丈夫です。

が、ここで初心者にもうひとつ壁があります。

 

何度松脂を塗っても、音が出ない!

 

これは松脂を塗ったつもりでもまだ塗れていません。

松脂というとベタベタした無色透明な液状のものを連想する方がいますが、実際にはさらっとした白い粉状のものが弓毛に付着します。

毛を張った状態で粉が出るまでゴシゴシ擦りましょう。でも力の入れすぎは禁物です。(ただしコントラバスの松脂はベタっとしているので粉っぽくはなりません。)

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画像のようにまんべんなく粉が付けばオッケーです。(むやみに弓毛には触らないようにしましょう。手の脂が毛に付くと音が出にくくなります。特に手のひらは油分が多いので注意です。)

何度やっても粉が付かない時は、紙やすりなどで松脂の表面を削って粉っぽくすると塗りやすくなります。240番~400番手くらい

10年くらい経った古い松脂は硬くなって塗れなくなります。新しい物に変えましょう。

 

塗る量が少ないと音がかすれます。また、弾く度に粉が舞って楽器の表面に降り積もるのは塗りすぎです。